野 鳥 タマシギ 雛と親
 (チドリ目タマシギ科)
 


タマシギの親(♂)が四羽の雛を連れて田んぼの中を歩き回っていました。タマシギはメス(♀)が綺麗な羽根をしていますので何回も通いやっと撮影する事が出来ました。
 
タマシギはインドから東南アジア、中国、アフリカ、オーストラリアなどに分布するしぎで、 日本では、本州中部以南に留鳥として生息するです。近年は生息数は減少している。タマシギは、一妻多夫で日本での繁殖期は4-10月で、この時期になるとメスの嘴が赤くなりオスに対して求愛を行うようになる。交尾を行った後しばらくしてから、メスはオスが作った巣の中に普通4卵の産む。産卵後はメスは巣を離れ、別のオスを求める。メスは複数のオスとの間に産卵する。これはタマシギの生息地が田んぼなどで洪水による氾濫の危険が高いため、数が多いオスに分散して子育てさせる事により確実に子孫を残すという。残された雄は抱卵と育雛を1羽で行う。生まれるとすぐに親の後を追って歩く。孵化後はしばらく、親が雛に口移しで餌を与える。

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