上野 五條天神社のうけらの神事(アルバム)
JR上野駅上野公園口 徒歩3分 東京都台東区上野公園4-17
 
五條天神社 うけらの神事
方相氏(四つの金目を持ち鬼)
うけらを焚き続けれ、邪気を祓う
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五條天神社は大己貴命と少彦名命を主神として祀る神社で、日本で古くから医薬の祖として崇められる神で、五條天神社では病鬼を退散させる追儺(ついな)の神事が行われる。 2月3日に行われる「うけらの神事」は儀式の間中、「うけら(オケラ)」を焚き続け、邪気を祓う。 「うけらの神事」まず祝辞を奏上てから、蟇目式(悪霊を祓う弓の行事)で宮司が弓の矢を引き、神矢を叩く。次に赤鬼と青鬼が現れて社殿に侵入、方面氏(鬼祓い役、4つ目の金目の鬼)が阻止するが、問答役が進みでて、赤鬼、青鬼と問答が行われる。やがて両鬼は罪を謝り逃げるが方面氏が再び登場して、桃の弓と矢を3回叩き、「鬼は外」を連呼し年男年女を引き連れ鬼を追い出す。社殿内の儀式の間中、うけらを焚き続けれ、邪気を祓う。
 
★御創祀は第十二代景行天皇の御代(一一〇年頃) 日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に上野の忍が岡で薬祖神二柱が奇瑞を現し給い難を救われたので此処に両神をお祀りしたと伝えられます。平成二十二年に御由緒より一千九百年を迎えた東都屈指の古社であります。例祭は五月に行われ三年に一度神社の大神輿が氏子町内を巡行します。二月節分に行われるのが「うけらの神事」で『うけら餅の神事』とも「おけら焚き」とも云われ薬祖神を祀る当社が古来より行う追健の神事です。「うけら」と「おけら」は同意語で薬草です。此の日に当社で授与する「うけら餅」(「うけら」と「餅」が入ったもの)を翌日の立春に「うけら」を焚きながら「餅」を焼いて食べるとその一年を無病健康で暮らせると云われ、江戸時代に特にもてはやされました。神事は毎年 二月三日午後三時より 行われます。
①節 分 祭 社殿で年男・年女奉仕者が拝礼後 方相氏が入場します。方相氏(ほうぞうしご四つの金目を持ち鬼を退治する役
②暮 目 式 宮司が 神弓・神矢で氏子町内の鬼や病を祓います。
③病鬼との問答 氏子の年番総代が副斎主を務め 出現した病鬼・悪鬼と問答をします 鬼たちは過ちを悟り神前より退散します。
④豆 ま き 年男・年女奉仕者が 社殿前で豆を撒きます。「福は内」は唱えません。
うけら焚き 神事の間社殿では宮司が「うけら」を焚き続けます
 

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